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歌唱：

　我が敵は本能寺

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作詞　　KAZMI　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作曲　板見信一

(台詞)
『時は今　天(あめ)が下(した)知る　五月哉』

武勲の褒美　望みはせぬも
ねぎらいの言葉　常に無く
募る理不尽　消せない憤怒
映して荒れる　桂川
”京(みやこ)へと　命(めい)のまま赴(い)ったなら”
深まる疑念に　圧(お)し潰される
不信積年　時は今こそ
敵は　敵は　我が敵は　本能寺に在り


仏の嘘は　方便なるも
武士(さむらい)の嘘は　武略なり
天下統一　野望を秘めた
男の想い　誰れが知ろ
”可愛ゆきは　土の民　百姓の”
流せる泪(なみだ)と　血に報いなん
主君　信長　討つも義ありて
敵は　敵は　我が敵は　本能寺に在り


”後の世の　また後の世までも”
謀反の汚名に　甘んじるとも
理想(ゆめ)をこの手に　我れに天下を
敵は　敵は　我が敵は　本能寺に在り



”＊＊＊、、、”　部は詩吟調にて





(台詞)
『ときはいま　あめがしたしる　さつきかな』

ぶくんの　ほうび　のぞみは　せぬも
ねぎらいの　ことば　つねに　なく
つのる　りふじん　けせない　ふんぬ
うつして　あれる　かつらがわ
”みやこへと　めいのまま　いったなら”
ふかまる　ぎねんに　おしつぶされる
ふしん　せきねん　ときは　いまこそ
てきは　てきは　わが　てきは　ほんのうじに　あり

ほとけの　うそは　ほうべんなるも
さむらいの　うそは　ぶりゃくなり
てんか　とういつ　やぼうを　ひめた
おとこの　おもい　だれがしろ
”かわゆきは　つちのたみ　ひゃくしょうの”
ながせる　なみだと　ちに　むくいなん
しゅくん　のぶなが　うつも　ぎありて
てきは　てきは　わが　てきは　ほんのうじに　あり

”のちの　よの　また　のちの　よまでも”
むほんの　おめいに　あまんじるとも
ゆめを　このてに　われに　てんかを
てきは　てきは　わが　てきは　ほんのうじに　あり